京都 バナナチョコチーズケーキ

テレビなどで紹介されて話題となり、2年待ちにもなった人気のチーズケーキ専門店［ソラアオ］。安心な国産原料と京都産素材を組み合わせて作るチーズケーキは、スフレ生地とベイクド生地の中間のような焼き加減で、しっとりしているのにふわふわな食感がクセになる。これは店主の福本さんが15年間研究を重ねてたどり着いた焼成方法なのだとか。［佐々木酒造］の日本酒や宇治抹茶など、京都の味を巧みに生かして仕上げるのも特徴だ。
そんな［ソラアオ］で待望の新作、バナナチョコチーズケーキが登場。今回はなんとバナナも京都産で、京都府亀岡市にあるバナナ農園［京都はんなりばなな］とコラボ。無農薬で育てた安心のバナナは皮が薄い品種で、皮ごと食べられるそう。その新鮮なバナナを、まずはコンフィチュールに。包丁ではなく手でちぎり、果肉感を出すためにつぶしすぎずに炊いている。その時間は10分ほどで、火を入れすぎないのもポイント。そして火を止めてからバターを投入してコクを出すなど、製造工程の随所にこだわっている。
バナナと同じく主役級の素材となるチョコレートは、京都三条会商店街に店を構える［Dari K］から。カカオ豆の焙煎からチョコレートの加工まですべてを手作りで行う「Bean to Bar Chocolate」の日本における先駆者であり、インドネシアの高品質なカカオ豆を使用している。そのなかでも最高級のチョコレートを、バナナチョコチーズケーキに採用した。
チーズケーキとバナナ、チョコレートのどれも味わい深く、配合や混ぜ方でも味が変わるため、それぞれを引き立てて風味を残すために試作を重ねたという店主の福本さん。あえてマーブル状にして混ぜすぎないなど、試行錯誤して生地を完成。その上に刻んだチョコレートをふりかけてオーブンで焼き、表面は香ばしく焼きチョコのような食感に仕上げている。ひと口食べれば、チョコレートのほろ苦さとバナナの甘さ、クリームチーズの酸味が合わさり、濃厚なハーモニーが広がる。冷蔵庫で一晩解凍することで、より美味しく味わうことができるそう。人気のチーズケーキと京都の上質な素材がコラボした贅沢な一品を、この機会にぜひ味わいたい。
※写真はイメージです。